アメリカ、半年ぶりに臨界前核実験「ユニコーン」を実施

【2006年8月31日】

ネバダ核実験場(資料)

現地時間30日午前11時(UTC-7、日本時間31日午前3時)、アメリカ合衆国ネバダ州ネバダ核実験場臨界前核実験を実施したことを、同国エネルギー省国家核安全保障局 (NNSA) が発表した。

NNSAは、「核兵器の安全と信頼を維持するために提供される、科学的データの収集」が目的としており、ロスアラモス国立研究所主導で、火薬の爆発によって衝撃を受けたプルトニウムの働きを調べたという。臨界には達せず、核分裂反応も起こらず、核爆発は伴わないものだという。

実験は「ユニコーン」(Unicorn) と名付けられた。アメリカの臨界前核実験としては今年2月23日の「クラカタウ」(Krakatau)に続く半年ぶりの実施で、23回目の実験となった。

毎日新聞によれば、上からみると実験の準備が地下核実験のように見えてしまうU6cという施設を今回始めて使用しており、地下核実験なのか臨界前核実験なのか分かりにくくなるとの批判もあるという。

また朝日新聞によると、この実験が包括的核実験禁止条約に違反するのではないかという臨界前核実験自体への批判もあるという。アメリカはこの条約に批准はしていないものの署名は行っている。

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