アマチュア将棋の瀬川氏、プロ編入試験初戦は敗退

【2005年7月19日】

アマチュア将棋の実力者として知られる瀬川晶司氏(35)のプロ入りをかけて行われる「フリークラス編入試験6番勝負」が7月18日から始まった。

瀬川氏は2005年2月に日本将棋連盟にプロ入りの嘆願書を提出し、5月に開かれた同連盟総会で戦後初めての編入テスト開催が決まった。今回の試験は奨励会(プロ予備軍)の会員や実力棋士らと6局対戦し、3勝以上挙げればプロとして認められるが、4敗以上だと不合格となる。

その初戦が7月18日、東京都新宿にある「紀伊国屋ホール」で異例の公開対局の形で開催され、瀬川氏が得意とする横歩取り8五飛車戦法でリードを保つが、後半、対戦相手で奨励会員の佐藤天彦三段(17)に逆転を許し、初戦は91手で惜敗となった。

瀬川氏は「結果は残念だったが満足のいく将棋をすることが出来た。2戦目以後もベストを尽くす」とコメント。また、対戦相手の佐藤三段は「終始難しい将棋だったが、伸び伸びと指せた」と語った。

瀬川氏は1984年に奨励会に入会。1996年に年齢制限により退会したのちも、アマチュア将棋で活躍し、その戦績が認められて今回の編入試験が実現した。

出典

 
Wikipedia
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