アフガニスタンで拘束された日本人ジャーナリストが解放される

【2010年9月5日】

アフガニスタンの位置

読売新聞朝日新聞によると、アフガニスタン(以下、「アフガン」)北部で3月UTC+9)末から行方不明となり、反政府武装勢力タリバンの地方組織に拘束されたと見られていたフリージャーナリスト・常岡浩介(つねおか・こうすけ)さん(41歳、東京都中野区在住)が9月4日、現地の日本大使館に保護された。

朝日新聞によると、日本政府関係者の話として、4日にアフガン政府から日本大使館に対し、「常岡さんが間も無く武装勢力から解放される」との連絡があり、事態が急展開した模様である。保護後、大使館では詳しい事情を聴いているという。 また、アフガン北部クンドゥズ州知事は、常岡さんはタジキスタンとの国境近くの同州北東部のアルチ地区で解放されたことを明らかにした。クンドゥズ州知事によると、常岡さんを拘束した犯行グループは、アフガン政府や日本大使館に対し身代金を要求していたが、実際に身代金が支払われたかは不明という。

読売新聞によると、常岡さんは、アフガン国内で取材中に連絡が取れなくなり、日本政府は4月2日に誘拐された事実を認めた後、アフガン政府と連携し情報収集を続けていた。

朝日新聞によると、その後、タリバンの北部地域の報道担当者が「日本人ジャーナリストを拘束している」と、複数のマスコミに対し語ったことなどから、常岡さんはタリバンの地方組織によって誘拐・拘束された可能性が強まっていた。アフガン当局は、断続的に武装勢力側と解放交渉を行ってきた模様である。

朝日新聞によると、常岡さんが消息不明となったアフガン北部は、近年、タリバンが勢力が強化しており、同国政府軍や北大西洋条約機構(NATO)主導の国際治安支援部隊との戦闘も激化し、治安が不安定化している。

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