アップルコンピュータ、「iPhone」を発表

【2007年1月10日】

ITmedia、IT+PLUSによると、アップルコンピュータはサンフランシスコで9日 (UTC-8)、同社としては初の携帯電話「iPhone」を発表した。

通信方式は2GGSMクワッドバンド(850/900/1800/1900MHz)とEDGEに対応していて、日本で主に普及している3GW-CDMA(2GHz)などには対応していない。ディスプレイは3.5インチの液晶を搭載していて、タッチパネルとなっている。なお、キーボードは搭載しておらず、液晶のタッチパネルよりダイヤルや文字を入力する。iPodデジタルカメラとしても使用できる。Bluetooth 2.0やIEEE 802.11b/gの無線通信機能に対応しており、基本ソフトには同社のMac OS Xのサブセット版を採用している。本体の寸法は厚さ11.6ミリと薄型で重さは約136グラムである。

アメリカでは2007年6月にシンギュラー・ワイヤレス社と契約での販売が予定されており、価格はシンギュラー・ワイヤレスとの2年契約込みで、8GBモデルが599ドル、4GBモデルが499ドルを予定している。ヨーロッパでは2007年後半、アジアでは2008年以降の発売を予定している。

なお、iPhoneの商標権を所有するシスコシステムズが10日、アップルコンピュータをカリフォルニア州北部連邦地方裁判所に提訴した。アップルコンピュータがシスコシステムズに対して商標権の使用許可を要請し、交渉していたが、合意に至っていない。

出典

編集