アサヒビール、2008年9月から新たに6銘柄のベルギービールを取扱い開始
【2008年6月5日】
アサヒビールによると、同社は2008年9月4日 (UTC+9) から世界最大のビールメーカーであるインベブが醸造するベルギービールの取扱いを開始する。「ヒューガルデンホワイト」など6銘柄が対象。同社は既に「バス・ペールエール」などのインベブのビールは取り扱っており、今回の拡充で提携関係を強化することとなる。[1]
以下の6銘柄10アイテムの取扱いが開始される。すべて、日本の酒税法では発泡酒 (麦芽比率50%以上) に分類される。
- ヒューガルデンホワイト (瓶330ml、樽20L)
- レフ ブロンド (瓶330ml、樽 30L)
- レフ ブラウン (瓶330ml、樽30L)
- レフ ラデューズ (瓶330ml)
- レフ ヴィエーユ・キュヴェ (瓶330ml)
- ステラ・アルトワ (瓶330ml、樽30L)
日本経済新聞や毎日新聞によると、アサヒビールは、従来からの3銘柄と合わせて、インベブのビールを9銘柄取り扱うこととなる[2][3]。日経産業新聞によると、アサヒビールは、2008年内でこの6銘柄で3万2000ケース (1ケースあたり大瓶20本換算)、2009年には「ベルビュー クリーク」を含めたベルギービール全体で15万ケースの販売を目指している[4]。
日本経済新聞によると、アサヒビールは2008年3月末に、今回の拡充に備えて、世界第2位のビールメーカーSABミラーのビールの受託生産を終了している。アサヒビールは、インベブとの関係を深めることで、原材料高などへの対応や海外での拡販を計画。また、インベブは日本最大手のアサヒビールと組むことによって、日本での販売を伸ばすことを計画している。[2]
時事通信によると、アサヒビール広報部は、今回の拡充でベルギービールの品揃えの強化とインベブとの提携関係を強化を行うと述べているという。[5]
毎日新聞は、従来からの関係を踏まえ、今後、業務提携がなされる可能性があると報じている。[3]
なお、アサヒビールによると、現在のインベブとの関係は次のとおり。[1]
- インベブのイギリスビール「バス・ペールエール」の輸入販売
- インベブのベルギービール「ベルビュー クリーク」の輸入販売
- インベブのドイツビール「レーベンブロイ」のライセンス生産
- インベブ傘下のスタロップ・ラーメン (チェコ) に「アサヒスーパードライ」の生産委託
出典
編集- ↑ 1.0 1.1 『「ヒューガルデンホワイト」等 ベルギービール6ブランドの取り扱いを開始 世界最大のビールメーカーInBevとの提携関係を強化(ニュースリリース)』 — アサヒビール, 2008年5月28日 (UTC+9)
- ↑ 2.0 2.1 『アサヒビール、世界最大手のインベブと提携強化』 — 日本経済新聞, 2008年5月28日9時41分 (UTC+9)
- ↑ 3.0 3.1 望月麻紀 『アサヒビール:インベブ社製品の輸入拡大へ - 毎日jp(毎日新聞)』 — 毎日新聞, 2008年5月31日21時31分 (UTC+9)
- ↑ 『アサヒ、インベブのベルギービール6品目』 — 日経産業新聞, 2008年5月29日 (UTC+9)
- ↑ 『アサヒ、ベルギービールの輸入拡充=最大手インベブと提携強化』 — 時事通信, 2008年5月28日13時14分 (UTC+9)