アイスランドとフェロー諸島、経済共同体を設立
【2005年9月2日】
8月31日、デンマーク領フェロー諸島とアイスランドは協定を調印し、共同で単一の経済共同体を設立した。9月1日の「アイスランド・レビュー・オンライン」が伝えた。アイスランドは欧州連合(EU)に加盟していない。フェロー諸島も、デンマークの自治領であるが、外交権をもち、デンマーク本国と異なりEUに加盟していない。今回の経済共同体設立は、フェロー諸島が独自にとった外交的政策として、史上最大のものとなる。
「アイスランド・レビュー・オンライン」によれば、協定は、二者の間で、物品、サービス、金融の自由な往来を許す。農業産品にもこの協定は適応される。
アメリカ中央情報局の資料(2004年)によれば、アイスランドは、フェロー諸島の輸入相手国第3位(4.6%)である。1位はデンマーク(59.1%)、2位はノルウェー(18.8%)である。
ドイツ語版からの翻訳を含みます。
出典
- Tinganes.fo (フェロー語による協定正文)
- "Faroe Islands and Iceland to become one economic area"。Icelandreview.com、2005年9月1日。
- "CIA Fact Book: Faroe Islands"。CIA、2005年。