さっぽろ雪まつり 事実上の中止へ
【2020年12月11日】
NHKや北海道文化放送によると、日本の北海道の県庁所在地である札幌市において毎年冬に行われている「さっぽろ雪まつり」の、2021年に行われる予定であった第72回が事実上の中止となることが、秋元克広札幌市長によって明らかとされた。2019年の冬から続く新型コロナウイルス感染症の世界的流行により、会場における感染拡大防止策が難しいことを理由としている。
日本経済新聞によると、さっぽろ雪まつりは1950年から開始されたイベントであり、2020年1月から2月に行われた第71回は実施された。しかし過去10年間で最も少ない来場者数であったうえ、会場内のプレハブ小屋に勤務していたスタッフの新型コロナウイルス感染症への感染が明らかとなったことなどの新型コロナウイルス感染症の影響から、2020年6月には「大雪像」の建設を取りやめることを決定していた。
NHKによると、秋元市長は過去の雪像の映像を配信することなどを提案しており、来週中には最終的な実施形態が決定する予定である。
情報源
編集- 『来年の「さっぽろ雪まつり」これまでの規模の開催事実上中止へ』 — NHK, 2020年12月11日
- 『「命も大事」「打つ手なし」"さっぽろ雪まつり"事実上中止&外出自粛に複雑な声あがる』 — 北海道文化放送, 2020年12月11日
- 『さっぽろ雪まつり「大雪像」断念、21年は縮小開催へ』 — 日本経済新聞, 2020年6月16日