【訃報】元横綱・千代の富士 - 「ウルフ」の愛称で親しまれる
【2016年8月1日】
元横綱千代の富士の九重親方(本名・秋元貢さん)が7月31日午後5時11分膵臓がんのため亡くなった。享年61[1]。九重親方は1955年北海道福島町で生まれ、1970年に相撲界に入った[2]。関脇、大関、横綱の各地位で1年の間に優勝し[3]、1981年の名古屋場所で第58代横綱となった。また1988年には戦後最高(当時)となる53連勝を記録したほか、1989年には勝ち星数の新記録(当時)を残し、相撲界としては初めて国民栄誉賞を受賞していた。1991年の夏場所で引退するまで、優勝31回(歴代3位)、通算1045勝(歴代2位)の記録を残している[2]。また現役時代には、速攻や上手投げ等を得意とし、その強さから人気を誇り[2]、「ウルフ」や「小さな大横綱」の愛称で親しまれた[3]。
九重親方が亡くなったことを受けて、娘でモデルをしている秋元梢さんは「今日、7月31日17時11分に、父が膵癌で亡くなりました。 最期は苦しむ事なく、家族全員に看取られて、息を引き取りました。 今まで父を応援してくれた皆様に感謝申し上げます。 父の娘に生まれて、幸せです。 秋元梢」[4]とTwitterに投稿している。また、出身地である福島町の鳴海清春町長は「先ほど聞いたばかりで驚いている。町のヒーローが亡くなり、多くの町民が悲しんでいる」とコメントした[2]。
情報源
編集- ↑ 『元横綱・千代の富士死去…「ウルフ」優勝31回』 — 読売新聞, 2016年8月1日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 『元横綱・千代の富士の九重親方が死去』 — 日本放送協会, 2016年8月1日
- ↑ 3.0 3.1 巌本新太郎 『大器晩成「小さな大横綱」 千代の富士、黄金期は30代』 — 朝日新聞, 2016年8月1日
- ↑ 『秋元梢さんのツイート』 — 秋元梢, 2016年7月31日