「雪印乳業」社名消える 来春雪印メグミルク傘下の乳業メーカー2社合併

【2010年10月16日】

雪印乳業本社(2006年、PD

産経新聞によると、乳製品メーカー・雪印メグミルクは、傘下にある雪印乳業日本ミルクコミュニティ(メグミルク)を来年4月で合併すると発表した。12月16日に臨時株主総会で決議を行う。

日経新聞によると、来年4月1日付で雪印メグミルクが存続会社となり、雪印乳業とメグミルクを吸収・合併する。雪印乳業グループをめぐっては2000年に集団食中毒、また2002年に子会社の牛肉偽装事件で経営環境が悪化したため、牛乳部門を全国農協連合会(全農)と合弁で設立したメグミルクに分社・移行した。その後、2009年に雪印とメグミルクが持ち株会社方式で経営再統合して「雪印メグミルク」が設立された。

産経によると、今回の合併により、1925年に創業し、乳製品のトップメーカーとして君臨した雪印乳業の社名が消滅することになるが、牛乳・乳製品事業を1つの会社でまかなう体制に戻ることになる。

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