「競優牧場」の競走馬が射殺された事件で、元経営者が逮捕される

【2016年7月25日】

2016年2月28日に北海道新冠郡新冠町にある「競優牧場」で1歳の競走馬が2頭射殺された事件で、北海道警察の捜査により「競優牧場」の元経営者である60歳の男性が、7月18日に容疑者として逮捕された。容疑者は逮捕に際して「撃った事実は認める。弁解することはない」と容疑を認めている。

静内警察署からの情報によると、2月27日の21時30分から22時30分にかけて、競走馬2頭をライフル銃で射殺したと見ている。捜査の過程で容疑者がライフル銃を1丁所持していることが判明したため、所持していたライフル銃が今回の犯行に使用されたと見て、引き続き捜査が続いている。更に捜査関係者の情報では、射殺された2頭の競走馬に対して保険金が掛けられていたという。

「競優牧場」はタケシバオーなど有名馬の生産実績があるものの、容疑者を知る男性からは、ここ2 - 3年は生産馬に高値が付かず、「競優牧場」の経営環境は厳しく見えたという証言がある。事実、「競優牧場」は今年4月に破産手続きが開始されている。前述の男性からは容疑者に対して、自ら生産した馬に手を掛けてしまった事実を嘆く声が挙がった。

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