「天皇賞・春」の名物馬トウカイトリックが急死
【2014年4月25日】
元競走馬のトウカイトリック(せん馬・12歳)が京都競馬場において、重度の骨折により予後不良と診断されていたことが、4月24日(木)にJRAより発表された[1][2]。診断されたのは4月16日(水)のことで[1][2]、発表に関しては、厩舎やオーナーの承認を得るため時間を要したという[2]。乗用馬として訓練を行うため、京都競馬場のサンシャインパドックへ放牧中に骨折が発生し、診断の結果「右第1指骨粉砕骨折」ということで安楽死の措置を執られることとなった[2]。
トウカイトリックは「天皇賞・春」へ歴代最多となる8年連続の出走を果たした馬であり[2]、2012年のステイヤーズステークスでは「最高齢平地重賞勝利記録(10歳12か月)」の記録を達成した実績もある[3]。今年1月の万葉ステークス(4着)後に重い筋肉痛が見受けられたため競走の舞台から引退[3]。その後は京都競馬場で乗馬訓練を積み重ね[3]、今年の「天皇賞・春」で誘導馬を務めるべく訓練が重ねられていた最中での出来事であった[2]。約10年間トウカイトリックに付き添っていた太平助手は4月17日(木)に訃報を耳にした後に検疫所で対面し、「あれだけ競馬に使っても、何の故障もしなかった馬が…本当にびっくりしました」と語り、突然の訃報による別れを惜しんだ[4]。
情報源
編集- ↑ 1.0 1.1 『トウカイトリック号が死亡』 — 日本中央競馬会, 2014年4月24日
- ↑ 2.0 2.1 2.2 2.3 2.4 2.5 『不屈のステイヤー、トウカイトリック急死』 — 日刊スポーツ, 2014年4月24日
- ↑ 3.0 3.1 3.2 『トウカイトリック急死…骨折が判明し予後不良』 — サンケイスポーツ, 2014年4月25日
- ↑ 『トウカイトリック急死していた』 — 日刊スポーツ, 2014年4月25日
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