「今年の漢字」2009年も例年通り清水寺で実施へ
【2009年9月10日】
京都新聞・毎日新聞・47NEWSによると、財団法人「日本漢字能力検定協会」(本部:京都市下京区)が毎年12月に実施している「今年の漢字」の発表が、例年通り清水寺(京都市東山区)で行われる見通しになった。同寺の大西真興執事長が9月8日(UTC+9、以下同様)、協会からの正式な要請があれば従来通り会場を提供する意向であることを明らかにした[1][2][3]。
協会は近く正式に要請するとしており、元協会理事であった清水寺の森清範貫主による揮毫も例年通り行われる見通し[2][3]。
日本漢字能力検定協会の大久保昇前理事長らによる不正経理問題の発覚を受けて今年5月1日に森貫主が同協会理事を辞任した際、協会側の行事継続を求める意見に対し、清水寺は「運営の正常化を確認して判断する」と判断を保留していた[1][3]。大西執事長によると、協会に新理事長が就任し、7月から8月にかけて文部科学省に改善報告書を提出するなどの対応をとっていることから、「協会は生まれ変わった」とし、実施を認めたという[1]。
「今年の漢字」は、1995年から毎年12月12日の「漢字の日」に合わせ、その年の世相を象徴する漢字一字を日本漢字能力検定協会が全国から募集し、清水寺で発表してきた[1]。森貫主による揮毫は、年末の風物詩となっている[3]。