「イラク・ディナールの価値が上がる」と虚偽で勧誘、詐欺未遂で男3人を逮捕
【2010年10月3日】
読売新聞・毎日新聞によると、京都府警は、イラク通貨のディナールを、価値が上がると偽って高値で購入するよう持ち掛けたとして、自称自営業・林一秀容疑者(35歳、東京都杉並区在住)ら3人を、詐欺未遂容疑で逮捕したと、10月1日(UTC+9)に発表した。
読売新聞によると、ディナール購入を巡る摘発は日本全国で初めてという。3人は容疑を否認している模様である。
両報道によると、3人の逮捕容疑は、互いに共謀して9月28日午後に、京都市北区の女性(72歳)方を訪れ、2万5,000ディナール紙幣(約1,800円相当)について、「紙幣のプログラムを書き換えることで[注釈 1]、価値を10万円に上げる方法がある」と虚偽の説明をし、50枚を計325万円で売り付けようとしたというもの。
読売新聞が国民生活センターの話として伝えたところによると、ディナールの購入に関する苦情は、2009年の4件から、2010年は9月現在で364件と急増しているという。
注釈
編集- ↑ 毎日新聞より
情報源
編集- YOMIURI ONLINE 『「イラク通貨の価値上がる」詐欺未遂容疑で逮捕』 — 読売新聞社, 2010年10月1日
- 太田裕之(毎日jp) 『詐欺未遂:イラク通貨販売めぐり、3容疑者逮捕--京都』 — 毎日新聞社, 2010年10月2日