「アトランティス」が打ち上げ成功、スペースシャトル最後の打ち上げ

【2011年7月9日】

スペースシャトル最後の打ち上げとなった『アトランティス』。

朝日新聞読売新聞によると、アメリカ航空宇宙局(NASA)は、アメリカ東部時間UTC-5)8日午前11時29分(日本時間(UTC+9)9日午前0時29分)に、スペースシャトル・『アトランティス』を、アメリカ・フロリダ州ケネディ宇宙センターから打ち上げた。

読売新聞によると、『アトランティス』は、打ち上げから約9分後に予定の軌道に入り、打ち上げは成功した。他のスペースシャトルは既に退役しており、今回の『アトランティス』の飛行を最後に、1981年から30年間にわたり世界の有人宇宙開発を支えてきたシャトル計画は終了することになる。

朝日新聞によると、順調に行けば、打ち上げの2日後には、日本人宇宙飛行士古川聡さんらが滞在している国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングする予定である。ISSに多目的保管室や補給物資、燃料補給の実験装置などを運搬した後、アメリカ東部時間20日朝(日本時間同日夕方)に同センターに帰還の予定である。

朝日新聞によると、現地は前日から時折強いが降り、一時は打ち上げが危ぶまれたものの、打ち上げ時間には天候が回復した。アメリカのメディアによれば、同センター周辺には、推定人数約75万人が見物に集まった。CNNテレビが生放送の特集を組み、他にも全米のメディアが生中継を行い、最後の打ち上げの瞬間を注目した。

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