「お母さんに会いたくて」—保育園児がエスケープ

【2006年5月22日】

共同通信によると19日、岐阜県岐阜市の市立の保育所で男児(4歳)が一時行方がわからなくなっていたことがわかった。

男児は、母親(26歳)に会おうと、隙間15cmの門扉の鉄格子から体を通し、3km離れた母親の勤務先に向ったと思われる。

岐阜市によれば、午後2時40分頃、保育園に男児の姿がないことに気づき、警察に通報。捜査員30人や市職員が動員されるなど騒然となったが、男児は母親の勤務先であるショッピングセンターで母親の同僚によって約1時間40分後に無事保護された。

毎日新聞が20日伝えたところによれば、男児は「お母さんに会いたくて自分で歩いていった」と話しているという。

また、毎日新聞社は21日、岐阜市はこの問題を受けて20日記者会見を開き、隙間のあった門扉に応急処置を施したことや、今後施設の改修を行うことなどを明らかにしたと伝えた。

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