2002年のバリ爆弾事件犯人、8月22日に死刑執行か

【2006年7月27日】

テロ現場の跡にある慰霊の場(資料、CC-by-sa-1.0)

BBCによれば、2002年10月12日にインドネシア バリ島で起きた爆弾テロ事件の犯人である3人の死刑囚の死刑執行が、8月22日に行われる見通しとなった。

事件は2002年10月12日にバリ島の繁華街で起きた爆弾事件で、オーストラリア放送協会によれば、外国人観光客など202人が死亡した。

2002年の爆弾事件の犯人として30人以上が有罪となったが、アムロジ死刑囚(43歳)、アリ・グフロン死刑囚(46歳)、イマム・サムドラ死刑囚(36歳)の3人は、2003年秋に死刑が確定した。7月25日にアムロジ死刑囚とアリ・グフロン死刑囚の家族に手渡された通知に、執行予定の日付が書いてあったという。イマム・サムドラ死刑囚の家族に通知が行われたかは確認されていない。ただし、違憲立法審査を家族が申請すれば、執行が遅らされる可能性があり、BBCによればアムロジ死刑囚の弁護士はその申し立てを計画している。

死刑は、中央ジャワ州の南岸沖のヌサカムバガン刑務所で行われる予定とされる。

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