2.7ギガバイトのGmail、日本でも登録制に

【2006年8月24日】

毎日新聞によると、日本のインターネット検索サービス大手の米国・Googleは23日、同社が提供するフリーメールサービスGmail」を、招待制から登録制へ移行した。ITmediaによると、これまでGmailは他の利用者から招待状を受け取らないと利用できない仕組みだった。

毎日によればGmailは現在40余りの言語で世界各地に提供されているが、INTERNET Watchによると登録制になったのはオーストラリアニュージーランドについで3か国目だという。CNET Japanによると、IPアドレスでこの3カ国からのアクセスだと確認された人しか登録ができなくなっている。

INTERNET Watchの取材に対し、Googleビジネスプロダクトマネージャーの徳生裕人氏は「日本でもマーケットニーズにあったサービスを展開してきいきたい。特に、モバイルアクセスについて要望をいただいているのは承知しており、できるだけ早期に対応していきたい」とした。Googleが提携するKDDIの携帯電話サービス、auとの連携についてのCNETの取材には「現段階で公式に話せる内容は何もない」としたものの、各社ともモバイル端末でも近日中にGmailが利用できるようになりそうとの見方だ。

Gmailのサービスは、2004年4月にアメリカ合衆国で、2005年4月に日本でそれぞれ始まった。INTERNET Watchによると、GmailはGoogleの検索エンジンを活用した検索機能や、ウイルスチェック機能などを備え、POP受信を使えばメールソフトでも受信できる。23日現在で約2.7ギガバイトという大容量も売りにして、利用者数を増やしてきた。CNETによると利用者数は公開されていないが、世界で数千万人にも上ると言われる。アメリカなど、大半の国ではまだ招待制だが、いずれは各言語とも登録制にする予定という。

なお、ITmediaによれば、日本のGmailは「日本のユーザーからの意見をいただき、引き続き改善していきたい」として、ベータ版での提供を続けるという。

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