【2005年10月25日】

ロイターなどによると、ダンスミュージックグループ「CAPTAIN JACK」のラッパーであるフランキー・ジー(本名フランシスコ・グティエレス)さんが脳内出血のため22日死去した。43歳だった。

フランキー・ジーさんは、1962年ハバナ生まれ。生後まもなく両親とともにアメリカ合衆国に移住し、学校卒業後は軍隊に入った。ドイツに駐留した後除隊し、ドイツに住み音楽活動を行った。1995年にCAPTAIN JACKを結成、ドリルと呼ばれる軍隊の行進曲のリズムを取り入れたリズム構成に特徴があった。このリズムはミリタリーラップと呼ばれ、ノリがよいと評価され、欧米や日本をはじめ国際的に人気を博した。

近年はスペインのマヨルカ島に移住し、パルマに住んでいた。2002年にはじめて脳卒中の発作を起こし、今年10月17日に二度目の発作を起こした。その後19日に昏睡状態となり、パルマで死去した。

CAPTAIN JACKは、日本などでは東芝EMIから出ているコンピレーションアルバム「Dancemania」における主要なアーティストとしても知られており、同アルバムを通じてコナミから発売されているダンスゲーム『Dance Dance Revolution』などBEMANIシリーズに楽曲を提供したこともある。代表曲は「CAPTAIN JACK」「TOGETHER AND FOREVER」など。

ドイツ語版ウィキニュースの翻訳を含みます。

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