「アレルギー発症に関与する新物質 発見」の版間の差分

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Mzm5zbC3 (会話 | 投稿記録)
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Happy B. (会話 | 投稿記録)
量を濃度に変更(理化学研究所のニュースリリースでは濃度と述べています)。肥満細胞の語も理研のサイトにあり、前面に出してよいと考えました。あとは公開相当と考えます
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現在、日本人の約3割は何らかのアレルギー疾患にかかっているといわれており、このタンパク質を制御することで、新たな治療法の開発が期待できる。
 
アレルギーの症状は、いずれも体内に入った異物([[w:アレルゲン|抗原]])に刺激された[[w:抗体#種類肥満細胞|特定の肥満細胞]]から[[w:ヒスタミン|ヒスタミン]]という物質が分泌されることで発生する。今までヒスタミンは細胞内の[[w:カルシウム|カルシウム]]濃度くなると分泌されることが知られていたが、カルシウム量がどのような仕組みで制御されているのかはよくわかっていなかった。
 
研究チームが発見したのはSTIM1というタンパク質で、細胞内で情報伝達物質として働くカルシウム[[w:イオン|イオン]]をためておく[[w:小胞体|小胞体]]の膜上にある。[[w:遺伝子工学|遺伝子操作]]でSTIM1が存在しない[[w:ハツカネズミ#実験用マウス|マウス]]を作り、その細胞を抗原で刺激するとカルシウムの量濃度が抑えられ、ヒスタミンの分泌量も著しく低下することが確認できた。
 
黒崎知博グループディレクターは新しい治療法を開発するためには(今後の研究で)STIM1の役割をより細かく突き止める必要があるとしている。