「ダルフール情勢： 和平交渉に実質的進展なし、国連高官から国際社会に協力の呼びかけ」の版間の差分

ナイジェリアのアブジャで開かれていた、スーダン政府と二つのアラブフリカ系武装勢力による第六回和平交渉は20日予定の日程を終了し、11月20日に再開することが決まった。AGI通信は、中断の理由を武装勢力側がラマダンを祝うためと伝えている。

アントニオ・グティエレス国連高等難民弁務官は、21日ロンドンで記者会見を開き、ダルフール情勢はきわめて憂慮すべき状態にあると発言した。ロイター＝ペニンシュラ紙などによれば、グエレス国連高等難民弁務官は、「すべてが統制を失いつつある。これは双方の陣営にいえる」「危機的な時期は、いまから年末までだろう」との認識を示し、ダルフールの人々を救うために国際社会が動くことが必要であると強く主張した。