「ウガンダ、オボテ元大統領の遺体が帰国」の版間の差分
削除された内容 追加された内容
{{執筆中}} ねんのために上にもつけておく |
葬儀の日付訂正 |
||
1行目:
{{日付|2005年10月
亡命中に病死した[[w:ミルトン・オボテ|ミルトン・オボテ]]元ウガンダ大統領の遺体が、[[w:ウガンダ|ウガンダ]]に帰国した。18日のBBCが伝えた。オボテ
BBCによれば、遺体はオボテ元大統領が亡くなった南アフリカ共和国から空輸され、エンテベ国際空港に到着した。棺には国旗が掛けられ、警察の儀杖隊が付き添った。「メイル・アンド・ガーディアン」紙によれば、エンテベ国際空港には支持者約800人が出迎えた。この後、棺は議会に安置され、議会による追悼会のあと、来週
▲亡命中に病死した[[w:ミルトン・オボテ|ミルトン・オボテ]]元ウガンダ大統領の遺体が、[[w:ウガンダ|ウガンダ]]に帰国した。18日のBBCが伝えた。オボテ前大統領は1985年にクーデターのため国外に逃亡していた。
オボテ元大統領はウガンダ独立期の政治指導者のひとりで、1960年代には南アフリカからの亡命者に支援を与えた。BBCはムセヴェニ大統領が、国葬の決定には周囲の政治指導者からの働きかけがあったと語ったと伝えた。
▲BBCによれば、遺体はオボテ元大統領が亡くなった南アフリカ共和国から空輸され、エンテベ国際空港に到着した。棺には国旗が掛けられ、警察の儀杖隊が付き添った。この後、棺は議会に安置され、議会による追悼会のあと、来週月曜（24日）に国葬が行われる。
ウガンダのニュースサイト「ニュー・ヴィジョン」は、オボテ元大統領の死の知らせが、オボテ政権下で殺害された犠牲者の遺族から歓迎されたことを伝えている。「ニュー・ヴィジョン」は、組織的な殺害が行われたルヴェトで、遺族たちが周囲にオボテ元大統領の死を知らせ、集まって宴会を開いたと伝えている。ケニアの「デイリー・ネイション」紙はオボテ元大統領の率いた政党であるウガンダ人民会議は、大統領はルヴェトの事件に関与していないと主張していると伝えている。「ニュー・ヴィジョン」は、オボテ第二政権下での犠牲者の遺族が、国葬に不満を持っていると伝え、来年の大統領選でのムセヴェニ大統領の得票に響く可能性があると指摘している。一方で、「ニュー・ヴィジョン」は、ナショナリストによる社説を載せている。この社説では、オボテ元大統領の功績は偉大であり、政権の負の遺産を許し、国の基礎を築いた功績を認めるべきであると主張されている。
BBCなどは、独立以来、ウガンダでは平和的に政権移譲が行われたことがないことを指摘している。「デイリー・ネイション」の社説は、国葬が行われるものの、その日が国家の休日とされないことから、ムセヴェニ政権の提示した和解の姿勢が不十分であると指摘している。「デイリー・ネイション」によれば、ウガンダでは重要な人物の死去に際して、休日が設けられることが慣例となっている。また「メイル・アンド・ガーディアン」紙は、ムセヴェニ大統領がオボテ元大統領といれかわるように出国し、国葬時までに帰国するかどうか現在のところ不明であると伝えている。
オボテ元大統領は生涯に2回亡命生活を送った。首相だった1966年、大統領と副大統領を追放して政権を奪取、憲法を停止して一党独裁体制を築いた。その後[[w:イディ・アミン|イディ・アミン]]参謀総長（当時）にクーデターで追われ、タンザニアに亡命を余儀なくされた。のち、アミン大統領の失脚後に帰国し、1980年再び大統領となり、再び一党独裁に基づく強権的な政治運営を行った。BBCはオボテ政権の人権侵害はアミン政権以上だったと評している。1985年再び国軍内のクーデターにより政権を失い、ケニヤに逃亡した。その後、ザンビアに亡命していたが、病気治療のため入院した南アフリカの病院で10日死去した。80歳だった。
葬儀は、オボテ元大統領の故郷である、ウガンダ北部のアパック県アココロで行われる。首都カンパラからアココロは347キロメートル離れている。「デイリー・ネイション」紙は、カンパラからアココロへ遺体を運ぶルートについて、現在のところ政府、ウガンダ人民会議、元大統領の遺族のあいだで合意がとれず協議中であると特派員の報告により伝えている。
==外部リンク==
29 ⟶ 32行目:
|発行者=BBC News
|日付=2005年10月18日}}
*{{出典・欧文|
url=http://www.mg.co.za/articlePage.aspx?articleid=254052&area=/breaking_news/breaking_news__africa/
|タイトル=Uganda divided as Obote's body arrives home
|著者=
|発行者=Mail & Guardian
|日付=2005年10月18日}}
*{{出典・欧文|
url=http://www.newvision.co.ug/D/8/459/461448
|タイトル=Obote deserves public holiday
|著者=
|発行者=The New Vision
|日付=2005年10月19日}}
*{{出典・欧文|
url=http://www.newvision.co.ug/D/8/459/461446
|タイトル=Why Luweero rejoiced over Obote’s death
|著者=
|発行者=The New Vision
|日付=2005年10月19日}}
*{{出典・欧文|
url=http://www.nationmedia.com/eastafrican/current/Opinion/comments1710200511.htm
|タイトル=The lesson of Obote's death: Ugandans will never learn
|著者=
|発行者=The Daily Nation
|日付=2005年10月17日}}
*{{出典・欧文|
url=http://www.nationmedia.com/eastafrican/current/News/news1710200512.htm
|タイトル=Govt, UPC disagree on Obote funeral route
|著者=Barbara Among
|発行者=The Daily Nation
|日付=2005年10月17日}}
*{{出典・欧文|
url=http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/africa/4353286.stm
| |||