「スーダン、民族団結政府発足」の版間の差分

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VOA、BBCによれば、国民会議党は蔵相、防衛、内務、エネルギーの各閣僚ポストを確保した。SPLMは第1副大統領に加え、外相にラム・アコル氏が就任した。しかし各報道機関は、SPLMはエネルギー相を自派から出せなかったことを不満としていると伝えている。エネルギー省はスーダンの主要外貨獲得手段である石油を管轄しており、国内での富の再配分に大きくかかわっている。
 
南部で大きな人口をもつヌエル人の団体も不満を表明している。25日、スーダン・トリビューンは北米のヌエル人の団体「北米ヌエル人共同体連合」の声明文を載せた。同連合によれば、ディンカ人は南部スーダンの人口の20%にしかあたらないにもかかわらず、各省大臣と国務省をあわせ、SPLMに与えられた閣僚ポストの95パーセントがディンカ人であるという。同連合は、閣僚に指名された2人のヌエル人が就任を拒否したことを評価するとともに、他のヌエル人閣僚にも辞職を呼びかけている。またSPLMに所属しているヌエル人に、同党からの離党を呼びかけている。
 
VOAによれば、今回の内閣は暫定内閣である。6年後にスーダン南部はスーダンに留まるか分離独立するかを決める住民投票を行う。