「エボラ熱対策としてバイオセーフティーレベル4を扱える施設の設置を特命委員会が提案」の版間の差分

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[[w:自民党|自民党]]の国際保健医療戦略特命委員会は、[[w:西アフリカ|西アフリカ]]を中心と増え続けている[[w:エボラ出血熱|エボラ出血熱]]についての提言をまとめた<ref name="mainichi_20141107"/>。
 
この提言では、国内の対策として、エボラウイルスなどの危険度の高い感染症の病原体を扱う「高度安全実験バイオセーフティーレベル4が処理できる施設」の確保を急ぐよう求めている<ref name="mainichi_20141107"/>が、これについては、参議院の厚生労働委員会で11月6日に可決した感染症法改正案の付帯決議にも早期整備の必要性が盛り込まれている<ref name="asahi_20141107">{{情報源・ウェブ
|url=http://www.asahi.com/articles/ASGC646B4GC6ULBJ00K.html
|タイトル=エボラ扱う「BSL4」の早期稼働求める 自民が提言
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</ref>。
 
エボラウイルスを扱うことができる高度の実験施設は「[[w:バイオセーフティーレベル|バイオセーフティーレベル]]4(BSL4)」施設と呼ばれていて<ref name="mainichi_20141107"/>、この感染症の病原体を扱う施設は、世界保健機関の基準で4つに分類され、エボラウイルスなどは漏れ出ないように特別な設備を備えた「BSL4」でないと治療薬の研究開発ができないと定められてう決まりがあという<ref name="asahi_20141107"/>。
 
日本国内では1980年代に[[w:国立感染症研究所|国立感染症研究所]]村山庁舎と[[w:理化学研究所|理化学研究所]]バイオリソースセンターに整備されたものの地域住民の反対でBSL4施設としては稼働できていないというのが現状<ref name="mainichi_20141107">{{情報源・ウェブ
|url=http://mainichi.jp/select/news/20141107k0000m010051000c.html
|タイトル=エボラ出血熱:自民が対策提言 高度の実験施設稼働求める
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|発行者=毎日新聞
|表示名=毎日新聞(毎日jp)
|日付=2014年11月6日}}</ref>。そのため、[[w:日本学術会議|日本学術会議]]によれば、世界19カ国で40施設以上あるが、[[w:主要国首脳会議|G8]]で整備されていないのは日本だけだという<ref name="asahi_20141107"/>。そのため、今回の提言では、日本国内でエボラ感染者が出てもウイルスの分析などができないことから、提言では「稼働は喫緊の課題で、速やかに実施する必要がある」と指摘している<ref name="mainichi_20141107"/>。
 
特命委員会では、今後、政府に提言を提出して、対策の強化を申し入れることにしている<ref name="mainichi_20141107"/>。