【2007年1月21日】

読売新聞によると、1月20日日本時間午後6時35分ごろ、兵庫県宝塚市カラオケ店「ビート」で火災があり、鉄骨2階建て195m²のうち1階部分100m²を焼いた。

東京新聞によるとこの火災で2階にいた客8人が病院に運ばれ、そのうち宝塚市内の無職、田中真さん(18歳)が20日に死亡。また中国新聞によると火災発生時に意識不明の重体になっていた同市の会社員、大本泰史さん(16歳)と会社員、平嶋優樹さん(17歳)も21日死亡した。県警宝塚署はこの店のアルバイト従業員で同市在住の佐々木美津子容疑者(35歳)を業務上過失致死・失火の容疑で逮捕した。

読売によると宝塚警察署と宝塚消防本部は天ぷら油が過熱し、店員が目を離したすきに火災が発生したとみている。「火災報知機の警報音が聞こえなかった」という客の証言もあったため、部屋の構造や消防設備の問題についても調べている。なお宝塚消防本部によると消火器は置かれているが、スプリンクラーや火災報知器の設置状況は不明としている。また中国新聞によると、死んだ3人の着衣にはすすがついているが殆ど焼けておらず、出火した1階から煙が2階に充満し、一酸化炭素中毒で死んだ可能性がある。

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