キルギス、新政府閣僚承認される

【2005年10月1日】

キルギス共和国の位置

AP通信によれば、9月30日、キルギス共和国議会は、クルマンベク・バキエフ大統領から再提示された6人の閣僚候補全員を承認した。

27日の議会の評決では、最初に提示された16人の閣僚名簿のうち、6人の閣僚候補が否決された。このため、29日、大統領が新たに閣僚候補6人を議会に提示した。議会では2日間審議が行われ、30日に評決が行われた。

空席だった第1副首相には、アリクベク・ジェクシェンクロフ外相が指名された。

キルギスでは今年3月アスカル・アカエフ前大統領が政変により退陣した後、7月に選挙が行われて、バキエフ大統領が誕生した。バキエフ新大統領は、前政権崩壊後、選出されて首相兼大統領代行を務めていた。

閣僚の決定に先立ち、すでに首相は任命済みで、9月1日にフェリクス・クロフ首相が議会の承認を得て大統領に任命されている。

RIAノーボスチ通信によれば、バキエフ大統領は、経済発展を重要な課題と考えており、近隣諸国、ロシア、欧米諸国との成熟した実りある良好な関係を志向している。外務省によれば、キルギスは伝統的にロシアとの友好関係を重視してきた。またスイスインフォによれば、国内政治に関しては、大統領は政治の安定と政府内の腐敗浄化を課題と考えている。

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