「長野県宿泊税制度案」公開される

【2025年2月6日】

白馬岳と山小屋(長野県白馬村)

長野県が2026年6月に開始予定の「長野県宿泊税」(以下、宿泊税)の制度案が5日に公表された。

2024年9月に明かした骨子案(長野県観光振興税案)では2026年4月からの導入を目指すとしていたが、宿泊所が繁忙期と重なり、それを避ける目的で同年6月からの開始とする。

またこの骨子案では、素泊まり税抜き3000円以上の場合に税額300円としていたが、今回の制度案では開始から3年間は税額200円、それ以降は300円となり、課税対象は素泊まり税抜き6000円と引き上げた。また今回の案では、教育機関の教育活動または研究活動で宿泊する場合は免税（課税の対象外）としている。

宿泊税で徴収された税金の最大で半分は各市町村に交付するが、独自に宿泊税を導入する市町村については税額を半額の100-150円とし、県からの交付金は出さないとしている。宿泊税案は今月13日から始まる2月県議会へ提出される。